MEXICO・コロナ禍で新しい教育のスタイル

↑先生宅でホームスクール中。

 

今回のコロナ禍を受け、世界中の子供達の教育の形に変化があったと思います。

私達の住むカンクンでは、コロナが騒がれ始めて一番に学校が休校となりました。

我が家の子供達が行っている学校は、私立の学校となるのですが国が休校を決定する前に学校側が保護者の意見を考慮して休校を決定。

テスト期間中の事で、2週間あるテスト期間もあと2日で終わりというタイミング。

カンクンで1人目の感染者(でも、イタリアからの旅行者でイタリア人)が出たと話題が出ていた位の時期だったと思います。

 

日本人の私としては、あと2日だしテストは受けさせてから休校で良いんじゃ…とも思っていましたが、メキシコ人のママ達の意見は、こんな状況なのに子供を学校へ連れて行くなんて信じられない!何を考えているの!?という意見がほぼ100%でビックリしました。

ママ達のグループチャットは大騒ぎで…まさか、テストだけでも受けさせようと思ってる…なんて発言でもしたら、今後お母さん達には顔向け出来ないと感じる程。

 

そんなメキシコなので、国も学校休校の判断は早かったし、学校の再開に関しても安全が十分に見通せるぐらいになってから。

7月15日までだった今季(2019-2020年)は、超短縮の6月1周目で打ち切りとなりました。 来季(2020-2021年)に関しては8月10日からを予定していますが、6月末の段階でまだ感染者が増えている状況…ピークアウトはいつ??って感じの状況なので、多くのお母さん達は8月の学校再開もオンライン授業になるだろうと思っています。

 

学校側も通学スタイルではなく、オンライン授業になっている分、100%の授業料を請求する事は出来ないし、50-20%割引などで対応していますが、それでも観光業で生活しているお家も多く、授業料を払えなくなる家庭も出てくる中、学校の経営も大変だと思います。

事実、2校の学校が廃校となったとニュースも出ていました。

 

そんな不安定な状況の中、学校に教育を任せるのでなくホームスクールという選択肢に興味を持つお母さん達も増えてきています。

学校という集団教育がしっかり受けれない状況であれば、ホームスクールの方が安心して教育を受けさせられると…制服を揃えなくて良いし、無駄に文房具を用意する必要もないし、高い教科書を買わなくて良い(メキシコは国の教科書に追加で、学校によって使う教科書があるので、指定された教科書を全部購入して提出しないといけません)

授業はプライベートで受けれるし、月の支払いも学校とあまり変わらない位で収まる。

 

前年度まで、長男のスペイン語の担任だった先生が退職され、息子達のスぺイン語の家庭教師をお願いしていました。

そこのお家では、息子さんが幼稚園を卒業した去年9月からホームスクールをさせています。 スペイン語は自分が教え、英語はプライベートの先生を付け、他にフランス語、水泳と音楽、サッカーのレッスンと学校には行かずにそれぞれ先生の所へ通うスタイルで教育をさせています。

 

学校でグループでレッスンを受けさせるよりも、プライベートで集中して良い教育を受けさせる事を選びました。

メキシコではホームスクールもそんなに難しい事ではなく、テストだけきちんと受け提出していれば学校へ行っていなくても問題ないそう。

 

私としては、勉強だけでなく、学校という社会の中で、子供同士のコミュニケーションも大切じゃないのかな?とも思っていましたが、彼女曰く小学校の年齢10歳位までは何よりも教育を優先すべきと。

吸収力の高い10歳までの時間を効率の悪い学校でのグループレッスンに時間を費やすのは勿体ない。 語学の基礎は特に10歳までにしっかり受けさせて、10歳以降になったら自分の好きな場所に旅立ってくれたら良いと。

友達との関係も小学校の間より、思春期に入る中学以降の方がより深い絆を作る様になるし、コミュニケーションによって成長する重要な時期と考えている様です。

語学をしっかり学ばせたいというのも将来、メキシコではなく海外に活躍出来る場を作って欲しいという親の願いを感じます。

 

我が家は、10歳になる長男は今年、小学校5年生になるタイミングで日本の学校へ通いたいと本人の希望もあったので日本へ帰る予定です。

本当であれば4−5月位に1人で帰らせる予定でしたが、コロナの影響で予定がずれていますが…9月の2学期に間に合う様にと思っています。

8歳の次男は、もう少しメキシコで学校へ通わせる予定でしたが、今のメキシコが学校を開けない状況と、高齢にもなってきている祖父母に長男を任せるのもこのコロナの状況下で不安がある為、私も一緒に日本へ行く事にしたので、カンクンに戻る予定ではあるけれど一旦、期間未定で日本の学校へ行く事としました。

カンクンへ戻ってきた時に、今まで通っていた学校が無くならないかちょっと心配でもありますが…。 

 

子供は学校へ通う事が当たり前と思っていましたが、オンライン授業やホームスクールなど新しいスタイルが見直され、これからますます教育が多様化していきそうですね。

↑最近のトレーニングは、水泳!!

自粛生活中の我が家でも、もっぱら教育(PAPA)のお手本はYOUTUBE。

特にスポーツに関しては、重要なポイントをわかりやすく説明してくれる動画は本当に素晴らしい!

 

 動画を見てPAPAが学ぶ→その後に子供に指導。

 

ポイントを得た指導が出来る様になるので、成果が出るのも早く確実です。