海外から日本の学校へ転校

海外で生活、子育てしている家族にとって、一番の悩みとなる子供の学校問題。

海外の学校で学ばせるか、日本の学校で学ばせるか…どちらが、子供にとって良いのか悩みは尽きないし、正解もきっと無い事だろうと思います。

 

日本からお仕事の関係で来ている方、現地で結婚されて住んでいる方、私達の様に現地に仕事を持っている方、それぞれで状況も違うので、参考になるか分かりませんが…我が家の今回の転校についてを紹介したいと思います。

日本の学校転入手続き(海外学校→日本公立学校)

子供達が今回、転校したのは住民票のある地区の公立学校。

その為、転校手続きはとても簡単で学校側へ提出する書類も特にありませんでした。

一応、幼稚園から小学校の今までの学校(メキシコ)の成績表なども持って帰ってきましたが、今回特に必要はありません。

 

長男は今回のコロナの件が無かったとしても、5年生から日本の学校へ行くと言っていたので5月に転校予定で、3月には学校側に転校の話を伝えていました。

その後、コロナの影響が出始めた為、8月から始まる2学期からお願いする事に。

 

メキシコの学校は8月から始める新学期も通学は無しで、オンライン授業となる為、今回は次男も一緒に日本の学校へ転校させる事にしました。

 

手続き的な事は、学校が始まる前に学校へ挨拶と、学校側が用意してくれた入学に必要な書類への記入。 学費や給食費などの支払いに必要な銀行口座の開設(学校から銀行指定がありました)と、区役所へ転校通知の様な書類を貰いに行った位です。

 

「短期で日本の学校へ入る場合」〜2週間未満

 

毎年、メキシコの学校の夏休みが日本よりも少し早めに始めるので1ヶ月程、日本の学校へお世話になっていました。

地域によって変わる可能性はありますが、京都では2ヶ月以内の場合は聴講生という制度で転校の手続きをせずに学校の授業に参加させて貰う事が出来ます。

語学の問題について

私達は両親共に日本人の為、語学に関しては家の中では基本的に日本語ですし、子供にはいつ日本に帰っても困らない様に最低限、自分の学年の教科書はしっかり読める様に日本語の勉強も並行して行っていました。

日本の教科書が読めないなら、日本の学校へは入れないから!と。

 

小学校に入ってからは、日本のタブレット学習(ベネッセ)を毎朝、習慣でして貰う様にして、ここ最近は夜に祖母が日本の教科書の音読をLINE電話でしてくれたりと、少しでも日本の勉強をする時間を作って、子供達にも頑張って貰いました。

一番効果的だったのは、祖母のLINE電話。教育熱心な母の力が大きいです。

 

現地の学校も学年が上がるにつれて学習内容はどんどん多くなっていくし、その中で日本の勉強を並行させて覚えていくのは子供にとっても大変だったと思います。

ただ、親として、子供が自分の希望で日本の学校を選ぶ時が来たら、日本人として学校生活が過ごせる様にと思っていました。

 

お陰で今回、5年生と3年生で日本の学校に転校となりましたが、勉強内容に遅れる事なく学校に馴染んでいます。

日本の学校転入で子供の変わった点

日本の学校へは、毎年夏に短期でお世話になっていた事もあり、初日の自己紹介でも「知ってるよ!」と言って貰える位、自然に受け入れて貰えた様です。

本人達にとっても、全く知らない場所では無かったので、不安も少なく学校生活がスタート出来ただろうと思います。

 

そして、何より長男は頑張ってきた甲斐があって、テストも100点だった!と自信も付いてきた様で…どうやら、メキシコに居た時よりも積極的になってきた様です(メキシコで、決して消極的だった事もないのですが…)日本の方が肌に合っている様です。

親なりに、長男の思考は日本語寄りな部分も感じていたので、ほっとしている部分もあります。

 

次男は、なんとなく…それぞれの言語で思考がまわっている感じなので心配していませんが、今は日本語強化を頑張って貰います。

日本に居る間の語学力(英語・スペイン語)維持。

日本へ帰って来てからは、メキシコに居る間と逆で極端にスペイン語と英語の時間が減る為、どうしても語学維持が難しくなってきます。

今まで、苦労して?子供が習得してきた語学…少しでも残したい。

 

その為、色々考えた結果、オンラインの英語レッスンを取り敢えず、やらせる事にしました。

今回、コロナでメキシコの学校は通学が出来なくなってから、ずっとオンラインの授業だったのですが、オンラインで授業をする事に、全然抵抗が無い子供達を見ていたので、大丈夫だろうと。

 

最近は英語もオンラインレッスンが沢山あって、どこを利用するかも迷いましたが、

 

・取り敢えず毎日英語に触れる習慣を作りたい→レッスンが安い所。

・いつでも、都合の良い時間に出来る→予約制じゃない所。

・兄弟で利用するので、家族割引などがある所。

・先生はネイティブじゃ無くてOK→メキシコで英語を学んでた位だし、ネイティブには拘らない。

 

この4つをポイントに。

一番、レッスン料が安く条件に合う所が『ネイティブキャンプ』という所でした。

 

 

 ここなら、レッスン回数は制限無し。

家族割で2人で1ヶ月¥8500!(1人目¥6480+2人目¥1980)。

しかも24時間、予約無しでいつでも空いてる先生の授業が受けれる。

世界中の色んな国の先生がいるので、メキシコ人の先生もいたりする。

 

 8月末から始めて、毎日25分のレッスンを2回。

ネット環境さえあれば、どこでも出来るので頑張って続けています。

 

テキストも色々あるので、レベルに合ったものを自分で選べるのも良い所。

それに、メキシコ人の先生、英語だけじゃなく、スペイン語で世間話もしてくれます(笑 

基本的には英語だけど、先生によっては他の言語のレッスンもしてくれたりするかも…。

 

グループでは無く、1対1のプライベートレッスンで、毎日楽しくレッスンして貰ってます。

これは、メキシコの学校で第二言語として英語授業してるより、効果的では?と思ってしまう位、今の所は満足です。

英語に比べて、スペイン語の方は…。

Netflixや、YouTubeを時間のある時に。

と、ゲーム中「フォートナイト」の2人の会話はスペイン語で。とルールを作ってボチボチとしています。

 

メキシコの友達とのオンラインゲームは、時間が中々合わず。

週末の朝だけ、出来る時に一緒に遊んでいる感じです。

 

全く、スペイン語を忘れてしまう…という事は無いと思いますが。

折角だから、少しでも忘れない様に残ってくれたらな。と思っています。